本格広東料理のフルコースをヴィーガンで。極上のひと時を味わえるお店です。
Vegan | ヴィーガンフレンドリー |
Type | 中華レストラン(お一人様OK・イートイン) |
Pricing | ランチコース5600円、ディナーコース8800円 |
Organic | 不明 |
Eco-friendly | ★★★☆☆ |
Favorite | ★★★★☆ 落ち着いた雰囲気の中で、美しく、美味しい本格中華が楽しめます。 |
先日、東京ステーションホテルの中華レストラン、「カントニーズ “燕”ケン タカセ」で素敵なヴィーガンフルコースをいただきましたので、その様子をお伝えします。

食べることで若々しい美しさと健康的な心身を育む
中華というと、油っこい、重い、というイメージの方も多いかと思いますが、燕さんは、中国の伝統的な「医食同源」の思想をベースとして、食べることで、若々しく、美しく、そして心身ともに健康になるお料理をコンセプトとされています。
旬の食材と本場香港で厳選された副食材を融合した、新しい広東料理がいただけるお店であり、お野菜をふんだんに使って…というだけではなく、なんと、完全菜食のフルコースが通常メニューとしていつでも楽しめるお店でもあるのです。


洗練された本格中華をお野菜のみで
私は、ベジタリアン大国の台湾で菜食の中華料理(素食)をいろいろいただいた経験がありますが、菜食の中華は、きのこをとてもうまく使います。食感はもちろん、旨味たっぷりのお出汁として登場し、深い味わいを生み出してくれます。

燕さんでは、前菜のオードブルに、とても美味しいきのこのジュレが登場。コース中盤のスープは、食感がまるでお肉のようなヤマブシタケを始めとした複数のきのこがたっぷり入った薬膳スープで、体が喜ぶというのは正にこのこと、と感じる味わいでした。


「新しい」広東料理というコンセプトもあって、随所に伝統的な中華をツイストした新鮮なアイディアが光ります。点心の定番、大根餅はビーツ入りで、色鮮やか、そしておしゃれに。

菜食の中華は、動物性の食材に似せた食材がとても手が込んでいるのも特徴。ベジタリアン八宝菜は、下味がしっかりとついたソイミートと、見た目も食感もエビそっくりのおからこんにゃくが使われていて、甘辛なソースがカシューナッツとも相性抜群でした。

動物由来のものがないからと言って、物足りなさは全く感じません。揚げたお豆腐にたっぷりのあんとトリュフがかかった一品は、まるでアワビを食べているような上質感。
豆乳スープビーフンは、鮮やかな黄色が食欲をそそり、クリーミーなカレー風味でとても食べ応えがありました。



デザートは、甘い豆乳に湯葉と銀杏!組み合わせ自体も意外なのですが、銀杏に少し苦みがあって、甘い豆乳、湯葉の食感が不思議ととても合って、さっぱりと美味しくいただきました。


今回、二回目の来店でしたが、お味、ボリュームともに期待を裏切らない大満足な内容でした。落ち着いた雰囲気の中でフルコースのヴィーガン中華をいただけるお店はなかなかないので、海外のお客様との会食や特別な日のディナーに是非お試しください。
カントニーズ “燕”ケン タカセ
東京ステーションホテル 東京都千代田区丸の内1-9-1地下1階
03-6269-9937
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