おうちで簡単に生ごみをたい肥に変えることができる、LFCコンポストをご紹介します。

以前にもエコ生活の知恵を動画でシェアしていますが、私はなるべく自分が出すごみの量を減らすようにすることで、環境に優しい生活に努めています。


欧米では、landfillと言われる、ごみをそのまま埋め立てる処理法が主流となっている場合が多く、長い時間をかければ土に還る有機ごみに比べてプラスチックは土に還らず、土壌汚染の原因となることもあるため、プラスチックごみの削減に焦点が当てられています。

日本では、自治体によって違いはありますが、家庭のごみは「燃えるごみ」とその他のごみに分別することが求められ、資源ごみに当てはまらない紙ごみや野菜くずなどの生ごみは、焼却処分となります。そのため、もちろん、プラスチックごみの削減に努めることは重要ですが、日本での生活においては、燃えるごみを減らすことも同様に重要と言えます。

私は、野菜くずなどをなるべく生ごみ、燃えるごみとして出さないために、以前からみみずを使ったみみずコンポストを行っていますが、みみずは生き物なので管理が必要ですし、みみずが苦手という方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで今回は、最近発見した、おうちで簡単に生ごみをたい肥に変えることができるコンポストキット、LFCコンポストをご紹介します。

LFCコンポストを開発したのは、福岡県のNPO 循環生活研究所。地域で回収した生ごみをコンポストしてできたたい肥で野菜を作り、その野菜を地域のマーケットで販売するという、新たな生ごみの処理サイクル「ローカルフードサイクリング(LFC)」の運営に取り組んでいます。本当に素晴らしい!

そんな生ごみ処理サイクル運営で培ったノウハウを生かし、都会の家庭でも簡単にできるコンポストキットとして誕生したのが、LFCコンポストなのです。コンポストにありがちな、臭いや虫の心配が必要なく、届いたその日から使用できます。

専用の紙袋に独自のコンポスト基材(土)を入れ、あとは、生ごみを入れかき混ぜるだけ。一袋あたり、一日300グラムほどの生ごみを1.5~2か月投入することができます。袋が一杯になったら、投入を止めて2~3週間ほど置けばたい肥になるという仕組みです。

我が家は、夫婦2人ですが、2人ともヴィーガン(菜食)で1人が半分フルータリアンということもあり(笑)、かなりの量の野菜くずが毎日出るため2袋を設置しています。始めてから2週間ほど経ちましたが、ほどよい熱を帯びてきて、かき混ぜると既に分解が進んできているのが分かります。

もっと早くに出会っていれば!と思うほど、気に入っています。私はコンポスト経験者なので、専用紙袋と基材のみの単品で購入しましたが、初めての方は、通常キットをおすすめします。お得な定期便もありますよ!

環境のためにそれぞれの家庭が簡単にできること。是非お試しください。

LFCコンポスト

LFCコンポストは、こちら↓の動画でもご紹介しています。